興奮のあまり思わず前の席の結ちゃんの腕をつかむと、嫌そうに振り返られた気がするがそれは今全く気にならない。
 

少しずつ近づいてくるイケメンに、ああ二学期の憂鬱がとかされる。
 



トン。
 


隣の席に鞄を下ろす、イケメン須永学都。



「よろしく。何サン?」


「も、本山椎名です。よろしくお願いします」


「よろしく、椎名ちゃん」



 
にっこり笑顔にノックダウンです。
 


芝やんの体育館に移動の指示など、耳の隅っこにも到達できないくらい落ちました。
 






新学期最高っ。