それにしてもすごく気楽だ。
幼なじみが隣だとこんなに気楽なのねっ!
ほんとに楽~……。
と、思ってるとコテンとあたしの肩に重みがのし掛かる。
ふと見ると橙磨が……寝てる?
「おーい……橙磨…!」
「んっ……ヤバイ眠たい……」
「あたしの肩にぶつかってますけどっ」
「枕代わり」
ふわぁっと欠伸をかまして動く気配ナシ。
しょうがないかー………。
橙磨だって慣れない人達と関わる合宿で疲れてるよね。
今日だけは許してあげる。
寝息を立てる橙磨の顔を覗き込むと、幼い顔立ちをした寝顔。
寝顔は可愛いんだから。
てか、睫毛長い!!
羨ましいな………ほんとに。
「ふわぁ~……あたしも眠たい……」
コテッと橙磨の頭に重なるようにして、あたしも目を閉じた。
合宿はそこそこ楽しかったけど、やっぱり疲れた~!!
あ………すごく眠たいや……。