夕方の5時半頃、バスケ部が続々と戻って来る中であたしと静乃さんでご飯の準備。


人数多すぎて大変………。


ご飯の準備してるだけでお腹いっぱいになる~…!!


なんせご飯を有り得ないくらい大盛りにするから。



「静乃さーん……お腹苦しい…」

「ちゃんと食べなきゃお腹空くわよ。食べなさい」

「はーい……」


静乃さんの言う通りだ。


でも、なかなか進まないスプーンを持った右手。


カレーライスお腹いっぱい……。



「ちゃんと食えよ結香!倒れたらどーすんの!」

「橙磨……。無理、お腹いっぱい」


あたしの頭をごしゃごしゃ撫でて、空の皿を片付けに来た橙磨。


てか、男の子って食べるの早い……。


「食べさせてやろっか?」

「……結構ですー。自分で食べられるもん」

「お前さ~お菓子は食べるくせして、昔からご飯は少食だよな」

「うっ……た、食べる時は食べる!」


お菓子は好きだよ?


でも、ご飯少食なのはほんと。


結局困ってるあたしのカレーライスを半分食べてくれた。


橙磨たまに優しい………。