それから朝も話さないし、放課後は俺が愛理と帰るから全く関わらなくなった。



時間が経てば経つほど『ごめん』のたった3文字が言いにくい。


バカじゃん俺!!



こんなことが4日も続けば、自ずと周囲の人達も察するわけで………


放課後の部活中に、ボンッ!!と背中に強い衝撃。


涙目で振り返れば、ボールを持ってニヤッと笑う龍太さんがいた。


「龍太さーん!めちゃくちゃ痛いっス!加減して下さい!」

「はははっ!わりぃな!」

「痣出来てそうですよ~……」


Tシャツの上から背中を擦ってると、龍太さんが近付いて来た。


「合宿までに仲直りすれよ~。マネージャー大切だかんな」

「………はい」

「ったく男ならウジウジすんな!返事!」

「はいっ!」



俺もめっちゃ仲直りしたいんですよ……。



チラッと結香の方を見れば、またすぐ逸らされる目。


嫌われたっぽい!!



「……頑張れ、佐倉。結香も待ってる」

「静乃さーん……」


静乃さんにも応援されちゃったよ。