部活中も腹立つことに結香は完全に俺のことシカト。
ドリンクだってアイツが持って来ないで静乃さんが持って来た。
静乃さんとか、日向、龍太さんとしか喋ってねぇし!
なんだよ………腹立つな。
「結香ちゃんとケンカ中の橙磨くんっ!練習しよーぜ」
「なんで日向が知ってんだよ……」
「ん~?さっき、静乃さんと結香ちゃんと三人で話してる時に静乃さんが見破った」
「……で、結香なんか言ってたか?」
俺も言い過ぎた部分はある。
だから……結香のこと落ち込ませたりしたならすぐ謝りたいから。
「もうなんなのアイツ!ほんと腹立つ!早く謝れ!静乃さん内密にお願いしますね!って、怖いくらいガチキレしてた♪」
よーし、ぜってー謝らねぇ!!
裏声で喋った日向は、咳き込みながらシュートを打った。
腹立つほどキレイに入る。
「謝れば?女の子……いや、幼なじみ敵に回しても良いことないと思うケド」
「分かってる……。別にケンカ初めてじゃねぇし」
「なら、素直に謝ることだな」
はぁー!!!
ケンカ初めてじゃねぇけど、ガチケンカしたのは久しぶりだ。
あー………ツライ。