でも俺はそんなんで諦めるほど簡単な人間じゃないんで。


次の日の放課後にもう一回教室に行くとすぐに見付けた京花。


男達に囲まれてぶりっ子丸出し。


「京花。話ある」

「え〜!橙磨から来てくれるなんて珍しいね〜♪なぁに?」

「離れろって……」


腕に抱き付いてくるのがウザくて振り払った。



屋上に呼び出しても、何も知りません顔の京花が腹立つ。


「お前さ、結香の下駄箱にこんな紙入れたな?」


紙を突き出すの不敵に笑った。


「あっれ〜気付いたぁ?そう、それ入れたのあたし」

「こんな嫌がらせして楽しいか?アイツに被害加えんのやめろ」

「暇潰し程度よ。やめてほしいなら、あたしと付き合って?」

「無理って言ってんだろ……」

「これから、アンタの幼なじみチャンがどうなっても知らないからねっ!」


勝手にしろ、バカ。


マジでストレス!!


俺の結香に被害加えてんじゃねぇよ。