そして降ってきたキスは、今までにないくらい甘く深いキス。


橙磨が優しく触れる度に、体が熱を帯びていく。


だけど耳元で囁かれた言葉は、もっと甘くあたしを溶かす。


「好き……ずっと俺の」



あたしも、もっと橙磨に好きって伝えたいけど余裕がなくて……


ふわふわした感覚に落ちて、そのまま目を閉じた。


すごく……良い夢見てる気がする…。



夢じゃなく現実を決定付けること。


眩しさで目を開けると、橙磨に腕枕されたまま裸で眠ってた。


橙磨の寝顔……幼くて可愛い!


ジーっと見詰めてると、パチッと目を開けた橙磨としっかり目が合って……


ぎゅっと抱きしめられた。


「何俺の寝顔ずっと見てんだよ〜!」

「だって可愛いんだもん!」

「昨日の結香の方が可愛い。泣きながら声出して…」

「もうダメ!ヤダ!その話禁止!」


橙磨は面白そうに笑うんだから…!!


でも、それは無理してない素の笑顔でちょっと安心。


橙磨大好き!