ウトウトするあたしの頭を撫でて、橙磨はそっと顔を近付けた。


触れた唇にびっくりしつつも、橙磨と二人っきりが嬉しくて、抱きしめてくれてる腕を掴む。


「眠たいなら風呂入って来な?」

「うん…そうする。そしたら、ちょっと元気出るかも」

「じゃあ、結香が風呂入ってる間に家から着替え取って来る」

「また戻って来てくれるよね?」

「結香が寂しがってんのに、一人にしねぇよ」


橙磨の優しい笑顔に安心して、あたしはお風呂へ。



橙磨とお泊りする、から………


もしかしたら、今晩そうゆうことシちゃうのかな…?


いや、橙磨となら全然嫌ではないけど初めてだから怖くて……


しかも、初めての女の子はめんどくさいとか言うじゃん?



……あたし一人で何考えてんのよ!


何があっても橙磨だから大丈夫。


信頼してるもん。



お風呂から出ると、リビングじゃなくて勝手にあたしの部屋でくつろいでた橙磨。


「勝手に部屋入らないでよ〜!」

「そう怒んなって!次は俺が風呂入って来よーっと♪…あ!下着はピンクな!絶対!」

「変態!!早く入って来なさいよ!」


やっぱり、そうゆうことする気なの!?