仕事で帰りが遅い親がいないこと良いをことに、今日も結香を部屋に連れ込んだ。


また膝の上に乗せて、俺の部屋でテレビを見る。


普通にバラエティのクイズ番組。


「あたし答え3番だと思う!」

「じゃあ〜……俺は2番。正解してたらキスね!」

「な、なんでそうなるのよ!」

「いぇーい!答え2番〜♪ほら、こっち向いて?」


顔を真っ赤にして俺の方を向いた結香にキスをして、満足。


ん〜………結香の匂いって、めちゃくちゃ落ち着く。


それに抱きしめてたら、あったかい。


「食べたい、食べたい、食べたい…」

「あたしは食べれません!」

「そろそろ食べさせてくれないと、俺浮気するかもよ?他の女の子んとこ行こっかなぁ〜♪」

「え……それは…ヤダ…。いいよ、橙磨の好きなようにシて…」

「ごめん、嘘だって。俺、結香と体目当てで付き合ってるんじゃないから」

「もう橙磨なんて知らないもん!」


あ、拗ねちゃった。


本気でそんなこと言うわけねぇじゃん。


俺にはずっと結香だけなんだから。