結局はトータル20分近くずーっとキスが降り続いた。


切実にもう無理、恥ずかしい…。


あたしをぎゅっと抱きしめた腕は緩めることなく、背中を頭でぐりぐり。


可愛い………。


「…何してんの?」

「んー?結香が触らせてくれないから、いじけてる」

「はぁー?もう……最近の橙磨が変態化してるし…」

「男なんてみんなそうだよ。俺、我慢してるんだけどなぁ〜」

「しません!!」


そんな甘い声出したって、ダメなんだから!!


拗ねた顔でまた、あたしの背中に顔を埋めた。



確かに付き合ってもう4ヶ月ぐらいは経つけど……


無理無理無理!!!


考えらんないよ………。


「いつまで俺を待たせる気?」

「あと少しばかり……」

「ちゃんと躾けてないと襲っちゃうかもよ〜♪押し倒して、脱がして、ちゅーしてー…」

「わっ、分かったから!黙りなさい!」


咄嗟に橙磨の口を手で塞ぐ。



この変態バカ幼なじみめ!!