1試合目で苦戦したけど、ほんの2点差でギリギリ勝利。
この時点でかなり疲れた………。
残りの1試合は、ぶっちゃけそこまで強豪じゃないから快勝〜。
ってことで………
「お祭りだー!!」
「へぇ〜橙磨お祭り行くんだ〜?誰と〜?友達?あー!!もしかして、愛しのゆい…うぐっ!」
「黙ってね。日向くん」
試合会場のロッカールームにて、ニヤニヤする日向の口を咄嗟に手で塞いで阻止。
俺の彼女が結香だって広まると色々厄介じゃん?
結香だって変に色んなヤツらから、噂立てられるの嫌だろうし………。
「隠すことねぇじゃん。堂々としたらダメなの?」
「ダメだよ。結香が嫌な思いするのが一番嫌だから」
「橙磨が全力で守ってやれば良いことなのに!」
「ダメなもんはダーメ!」
日向を一発叩いて、先にロッカールームを出ると楽しそうに話してる静乃さんと龍太さんがいて。
この二人は早くも校内の憧れのカップルとして、みんなから認められてる。
俺と結香も、そんな風になれるかな〜。