ふいに言われた言葉に衝撃をうけた。 褒め言葉でもないのに、とても嬉しかった。 そっか、私は待っていたんだ。 この言葉を、 こんな言葉をかけてくれる人を。 ありがとうと言うべきか分からなくて やっぱり少し微笑んでその人を見た。 私は私でいい、と 後押ししてくれるような言葉。 雨脚はまだまだ弱まらない。 なんだか私の意志が、空まで通じているようだった。 【夕立】