だけどそこに光が差し込んだ。


真っすぐな光。なにかを貫きそうなほど。


けれどとても温かくて。


そこから差し出された手に、必死にしがみついた私。


「大丈夫だからな」


そう言われて、安心しきって・・・・。


ゆっくりと目を閉じたの・・・。








「・・・・り!瑠璃!!!」


「・・・・・っ」


誰かが呼んでる。


私の名前を呼んでいる。


ゆっくりと。だけどしっかりと。


私は目を開いた。


「瑠璃!!!」


颯人が私の手を握ってくる。


「は、やと・・・?」


「目が覚めたんだな!よかった・・・・」


「私はどれくらい・・・・」


「もう一週間も寝たきりだった」


そんなに・・・・。