えっ…?

「お前さ、俺が野球で焦ってる時に俺を励ましてくれただろ?しかも…それをキャプテンとか杏果に言って見てて欲しいとか言ってくれるとか…」

な、なんで知ってるの?

「それで確信したんだ…
俺はお前が好きなんだって…」

「…な、なんでその事を…」

「魁斗に唯香のこと聞いたんだ…」

じゃあ…

「五十嵐さんのは?」

「…俺、実はな、杏果に別れをきりだされたんだ」

えっ…?

「あなたの心には違う人がいるでしょ?
あの子ならきっと私よりあなたを幸せにしてくれるわ…自分を犠牲にしてでも相手の事を考えられるあの子なら…」
ってね!」

嘘だよ…

「俺さ、杏果にすげー酷いことしたと思う。しかも別れをアイツに切り出させるとか…最悪だろ?」

「俺必死に謝ったんだ…そしたら…
私に少しでも申し訳ないっていう気持ちがあるんなら、あの子を幸せにしてあげなさい!!だってさ…」

五十嵐さん…

「だから俺は全力でお前にぶつかる!」

「お前は好きなやついるんだろーけど…お前を好きでいさせてくれ!」