透き通るような快晴。

めまぐるしい炎天下。

そんななか

試合が始まった

皆汗だくになりながら

一生懸命ボールを追いかけた。

最終回の裏

こちら側の攻撃

点数は3-2で負けている

そして迎えた

ツーアウトツーストライク
満塁のチャンス

バッターは…

菊池嶺緒…

「いけいけ嶺緒!おせおせ嶺緒!」

「かっとばせー!嶺緒!」

そんな声が飛びかっている。

でも私は祈ることしかできなかった。

どうか嶺緒が打てますように…

神様、嶺緒に力を…