彼女が嫌われる理由。

それは「誰にでも身体を許すこと。」

それは入学して1ヶ月後のことだった。

俺、小日向 大和は古典のノートを忘れて学校に取りに行った。

俺の教室、1の8は校舎の4階の一番端にある。

正直いってこの階段は文化部の中の文化部、演劇部である俺にとってかなりキツい。

はぁはぁと息を切らしながらなんとか4階にたどり着いた俺は今度は長い廊下を走る。

なぜ走るかと言うと、もう7時を過ぎた校舎は怖いから。

チキンと言われようが絶対にここは走って切り抜けるしかない。

そう思い俺は長い廊下を走った。

そして教室に近くなったところで、教室に明りがあることに気づいた。

やった誰かいる!

そう思ったのも、つかの間すぐに俺の希望は消え去った。

そう…

そこにいたのは…