「話はそれじゃないでしょ?」


「・・・バレた?」


「バレバレ。」


「数学の課題見せて!春休みの課題やってなくてさ!」



後ろに隠していたノートを広げてあたしに見せてくる。

一応は課題に取り組もうとしていたようで

日付と教書のページは書かれていた。




あとは真っ白。



「亜季・・・これじゃ中間テスト危ないよ?」


「大丈夫!愛海がいるし!朔夜(さくや)も大翔(ひろと)もいる!」


「そうやってまた人に頼って・・・」



とか言いつつノートを見せてしまうあたしがいた。







本当、亜季に弱いなぁ・・・