「麻衣せんぱーーーいっ」
誰かが私の名前を呼ぶ。
「あれ、」
私を呼んだのは、大学にはいってから出来た仲のいい後輩、ユリだった。
「ユリじゃん。どうしたの?」
「せんぱーーーいっ、この後
合コン行きましょうよ!」
またか…。
「だーかーらー、前にもいったでしょ?私は…「忘れられない人がいるから、合コンに行かないんですよね。」
わかってんだったら…誘わないでほしい。

時が過ぎ、あの日から二年。
私は大学生になった。
彼との関係が元にもどるわけもなく
卒業して、私の中の忘れられない人になった。

神様は、残酷。
私に更なるバツを与えようとしていた。