安心してしまって
はぁ…とため息をついた瞬間。

ぎゅうっ…
と、もの凄い力で抱きしめられた。
その温もりから、もう2度と…
離さないっていわれたみたいだった。
ああ…私の思いは…
認められたんだね。
すきでいてもいいんだ…

「麻衣。ごめんな…っごめんっ。
全然気づかなかった。」

「ううん、いいの…」
「好きだよ。好きだよ麻衣。
もう、絶対離さねぇから。
離れんなよ…麻衣。
浮気…すんなよ」

「うん…っうんっ!」

私たちはしばらく抱き合った後
稜のマンションにはいった。
そして、稜はわたしを
一晩中愛してくれた…。