「そんなに、わたしのことが
嫌いなんだね…稜。
わたしの名前を聞いて顔を歪ませるほど
ごめんなさい。
後悔してる…後悔してるから
お願い、そんな目でみないで。」

あぁ。酔ってるのかな。
本音がどんどんでてくるや。

稜は、そんなわたしを呆然と
みていて。
悠人君に限っては少し焦ってる。

やばい。このままだと
秘密を全てぶちまけてしまいそう…

「わ、わたし…っ帰ります。」

そういって、わたしは
飲み屋から飛び出した。

あぁ。もう。なにやってんだろう。
わけわかんなくなってきた。
自分自身が。稜のことが。

私が、自己嫌悪に陥っていたら