一週間後

{飲みに行こう。}

悠人君からの誘いがあった。
いきなりの誘いで
断ろうか迷ったけれど
わたしは承諾をした。


八時
約束していた飲み屋についた。
とても、綺麗で落ち着いた雰囲気の
お店。

悠人君…どこにいるのかな。
見慣れない、店内をキョロキョロする。
「おーーい。ここ!」
あ。悠人君の声。
声がした方を進んでいくと…

「え………。」
私、てっきり二人だと思ってた。
のに…なんで。

「り、りょう…?」
なんで。いるの。
「悠人くん!!!」
わたしは、稜の向かい側に
座っていた悠人君に叫んだ。
「まぁまぁ、落ち着け。座れよ。」
叫ばれた悠人君は動じず、のんきに
わたしに語りかけた。

…とりあえず座るか。
でも…稜のとなりに座るわけに
いかないしね

そうおもい、悠人君のとなりに座った。