しばらくの沈黙の後
私は我に返った。

…っ…

余計なことまでいってしまった…
こうなったら…

「ごめんなさい。大切な友達傷つけて。
でも、私は幸せになろうとしてないから安心して。さよなら。」

そう伝え、立ち去ろうとした。
…というか、逃げようとした。

パシッ

「え、ちょっと!!離して!」
悠人君に腕を掴まれ
私は逃げようにも逃げれなくなってしまった。
…力強い。

「説明しろよ。」
「…無理。」
だって、わたしに別れろって脅したの…

稜の大切な幼馴染だよ?
すごく仲が良かった、マキなんだよ。