ある程度自由に飲み始めて
盛り上がって来た時。

「ねえ、きて」
悠人くんが鋭い目つきのまま
私の前にたった。

話の内容はどうせ、綾のこと。

わたしは黙って席を立ち
悠人くんのうしろについていった。

着いたのは、会場の外にある
路地裏。