そんな彼にわたしは
どんな顔をして会えばいいのだろうか。

神様は残酷。

「行きますよ!麻衣先輩!」
麻衣の言葉で我に返った私は
渋々お店の中へ。

自己紹介から始めよう。
という誰かの言葉から
自己紹介タイムがはじまった。

幸いといっていいのか、
悠人くんは私に気づいていない。

「神崎悠人です。よろしく。」
一番端に座っていた、悠人くんの
自己紹介が終わり次は女子の番。

順調に自己紹介が進んでいく。
「えっとー…林ゆりです❤︎
よろしくお願いしまーす!」
となりにいるゆりが終わり
私の番。

やりたくない…

「ちょっ…先輩っ?」
隣のゆりが小声で囁く。