さすがにそれはないと反論したら、殴られた。


ーー俺の勝手だろ?






その日からイラつくことがあるとあたしを殴り、あたしを抱くときは乱暴だった。





そして一度だけ、チームの幹部の人と話しているのを聞いたことがあった。





ーーシンヤ、ガキが好きなのか?


ーーガキ?ああ、美園のことか。


ーー今までの女とタイプ違うだろ。


ーー当たり前だろ。無垢な女を自分好みに育ててんだから。あの容姿だぞ。俺の狙い通り従順な女になったじゃねぇか。


ーー姫さん、可哀想だな。






シンヤはあたしの容姿と、あたしが何も知らないただの女だったから興味を示したんだ。


そう考えると、今までのあたしの想いは何だったんだろうって自己嫌悪した。