シンヤに解放されたのは何度か達した後で、すでに夜へとなっていた。





「シンヤー!もう入っていいか?」

「ああ」



夜になったことで、続々と幹部の人たちが部屋へと入ってくる。




あたしはというと、ソファーにグッタリと座っていて、とりあえず身なりだけは整えた。




「あー姫さんいたんだ」

「バカ言え、もう姫じゃねぇだろ」

「あ、そうだった」

「元、姫さん」




ーーーそうだった。


シンヤには新しい彼女がいたはず。




そう思って顔を上げると、バタンと大きくドアが開いた。



「シンヤ〜」



高い声、きつい香水の匂い。

露出高い、服装。



赤い唇が開くたびにシンヤの名前を呼ぶ。




ーーシンヤの彼女…。