はぁー?!




決めといてよ




てか、手を離せー!





こいつが手を離してくれたのは下駄箱に着いてからだった





「どこ行きたい?」





靴に履き替えたらそう聞かれた






「特にない
てか、あんなに付き合うんだから決めといてよ。」





「まぁ、いい!
行くぞ」




「ちょ、まっ…」






まだ、ちゃんと履けてないのにまたこいつは私の腕を掴んでひっぱった