今日、僕は決めた…

ずっと、、、紅葉に言えなかった気持ち。

紅葉、君は…知ってるかい?僕が君のこと

好きだってことを……

茂みの中で君と出会ったあの日から…









今日は、古宮さんに用事有るみたいだ

それだから、今日のバイトは早く終わった。

もしかしたら、古宮さんは気を使ってくれたのかな?

意外と感とかも鋭い人だから……

「紅葉ー!早く帰ろーっ」

「待ってよーっ!!」

「遅いよっ」

「蒼都が歩くの早いんだよ」

「ごめんごめん」

「まったくー」





「蒼都どこ行くの?いつもと道が違うよ」

「そだよ。よるとこあるんだ」

「どこいくの?」

「それは……内緒だよ」

「えぇ!気になるーっ」

「教えてよ~。あーおーとー」

「つく前に教えたら楽しみなくなるじゃん」

「じゃあ、、、走っていこっ」

「いいよ」

そう言って僕等は、走って″ある場所″に向かった

「ね。蒼都…ここって」

「そうだよ、君と初めて出会った…場所さ」

「どーしたの?ここへ来て…」

「実は…紅葉。君に話があるんだ。」

「・・・」

「ここで、初めて君に出会って。僕は…僕は…

君の事が……好きなんだ!」

僕の心臓は、今にも口から飛び出しそうだった。

体中が暑い。サウナの中にずっといるみたいだ。

″どうしよう…恥ずかし過ぎて紅葉を直視できない…

僕、女々しい事を言ってる気がする″

「・・・っ」

「えっ。紅葉、ごめん!泣かないで紅葉…」

「違うのっ。嬉しいから……」

「え?」

「私も…ヒック。蒼都の事…ヒック、、、好きなの」

「だから…だから…嬉しくて」

「ご…ごめ…んなさ…い…」

「泣くなよ〜…もう、いいから」

そう言うと…紅葉の手の平が僕の頬に来る

すると…柔らかい感触の物が僕の唇にそっと触れる