「………」



沈黙を貫いていると、上からはぁ、っていう溜息が聞こえた。




むっ、これは絶対慎哉だ!!




私によくやってたもん、子供の時から!!


うわー、今思い出しても子憎たらしい奴だったわっ!!



「ふふふ…


そうなった奈織はもう聞く耳を待ちませんよ。



奈織が望むようにしてげたらいいじゃないですか。」




…一言余計だっつーのっっ!!




「…でも!!相手は姫っすよ!?」



「あー、それは暁が勝手に決めたようなものですから。



それに“仲間”なんでしょう?


仲間は対等であるべきですよ??」