「いや、奈織さん。


それは無理っすよー!!!


だって奈織さん、姫様っすもん!!」



「うっさい、だまれ。


はげりゅーやっ!!」



さんとか呼ばれんの“表”だけで大丈夫だっつーの!!




「………えっと、な、おりさん?」




「今度は何よ?


ていうか!!次さんつけたら返事しないっ!!



わかった!?銀髪のそーた!?」




「えぇーっ!?奈織さん、名前覚えてくれたんすかー!?」



…もう、返事なんかしない。