「…私は、自分の容姿が人より優れているってことぐらい知っているわ。



でも、それを盾にしなかったのは、



円滑な交友関係を築くためよ。


私にとって、“お友達”って言うのはそんな程度。



都合のいい時にだけ使えればそれでいいの。




でも…あなた達は分かっているのね。



なぜ私が深く付き合いたくないのか。


きっとあなた達が思い浮かべている答えで間違いないわ。



失うのが怖いのよ…。




あなた達はもう乗り越えたみたいだけど。







……だから、そのことについては興味をもったわ。




今はまだ信用できないけどっ…



だからっ、そのっ…



観察対象としては認めてあげても…いいけど。」