あの夏の菖蒲 ─あやめ─【短篇】
恋愛(その他)
完
0
- 作品番号
- 108209
- 最終更新
- 2009/01/21
- 総文字数
- 3,852
- ページ数
- 15ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 1,854
- いいね数
- 0
この作品を読むにはパスワードの入力が必要です。
記憶の引き出しにあった
瞼の奥の淡い青春。
再会は二人の記憶を
心のスクリーンに映す。
『ずっと見てたよ……』
その言葉を胸に交わす
小さな交差は、二人に
何を想わせるのだろう。
菖蒲【あやめ】
初夏、花茎の先に青紫色
または白色の花をつける
アヤメ科の多年草。
花はハナショウブに似る。
日当たりのよい草地に自生する。
目次
-
あの夏の菖蒲
この作品のレビュー
時は必ず流れ、人は様々に歩んで行く 良かれ悪かれそれが時間の経過 ある程度人生経験のある年代なら、必ず持つ【あの頃】と【今】と【現実】 ふわっと感じさせるリアリティが強く共感を誘い、溜め息と一緒に少し振り返ってしまいたくなる たった15頁の中にある長い時間は、必ずせつなさを感じさせます
二つの立場による重なるようで、決定的に異なる対比。 その絶妙な描写にページを捲る手がサクサク進みます。 この深い掘り下げは笑夜さんならでは。 短いページ数なのに、決して不足を感じさせない快作。 是非、読んでください。
タイトル通り、一輪の花を思わせる作品。 誰しも 記憶のどこかにひっそりと埋めている そんな風景を思い出させてくれる作品です。 追憶とは人生の宝物… そう気づく年代の方に、特にお薦めします。
この作品の感想ノート
レンズラ
こんな所にも……
いや、上げようと思った訳でなく、色々コピったりしてたら更新してしまったようで……
釣れてくれてありがとう。
一人称や三人称にこだわりというかセオリーをしらないのでこんな事になるだけなんす。
それにしてもベタ誉めに返す言葉がありません。
上に上がっていたので、逆らえずに再読
やっぱ、巧いなぁー。
なんなんでしょ、この運び。
なんでこんなに一人称が入れ替わっても、違和感なくスラスラと両方に感情が移入してしまう。
対を成すってか対比の妙ってか、巧いんだなぁー。
テーマはすれ違いなのに、文章はすれ違わずにがっちりと並行するんだよなぁ。
すべてにバランスが完璧!(久しぶりに読むと観る視点が変わって、更に染みるですねん)
あざしたっ
レンズさん
何かすいません。いっぱい読んで貰って……
しかも素晴らしい誉め言葉。
彼等の人生の色々は、説明するより想像に頼っただけなんす。
無読想像小説と名付けました。
嘘です。
ヒーローの後とは、絶妙な……
この作品をシェア
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…