時間と言うものは過ぎても過ぎていないようなものだ。 悲しかった時間も 嬉しかった時間も 愛しかった時間も 過ぎても頭にはこびりついたように思い出が刻まれている。 どん底に落とされたあの日 俺は、例のごとく、死のうと思った。 自分を必要としてくれたただ一人の存在に拒絶されたからだ。 そして、その日、 俺は、彼女に出会ったのだ。