はぁ・・・
今日から中学かぁ。先輩とかどんなんなんだろ。
まぁ、シメられたらシメられただ。よしいくぞ!

・・・とは言ったもののこれからどーすんだ?
場所がわかんねぇや・・・

まぁクラスにいよ。

『おい輸宇斗ー。なんか暇じゃねぇ?部活見学いかねぇか?』

うぉー、面倒なやつが来たぞ、

『はぁ、めんどいわ、まぁ行くとしたら吹奏楽部ぐらいだぞ?それでも行くか?』
まぁ俺的に言えばここにしかいく気はない、音楽が好きだから、ただこんな理由で吹奏楽に行きたいと思っていた。
『おいおい、男は動けよ、やっぱりサッカーとか野球とかバスケだろーよ』
『はやて、お前はまぁ見るからに動いてそーな感じだけど、俺はそこまで動いてる感じしないだろ?だから吹奏楽でいいんだよ、マリンバもあるし』
俺はマリンバを習ってたから吹奏楽に入りたいだけであって、合奏がしたいとかはないな。
『わかったわかった、まぁ相変わらずの音楽馬鹿って事だな、まぁせいぜい頑張れ、俺は野球だからよ』
『えぇー、一緒に吹奏楽はいろーよ、一人はやなんだけど!まぁ一人かぁ、やだなぁ』
まぁはなっから、男がいないこと承知で吹奏楽に行くんだけどな
『輸宇斗は音楽しろ、俺は動く、じゃあ放課後見学頑張れよな!んじゃあな』
・・・ぇぇー

あっちから来て一方的に去って行くのかよ。まるで嵐だな。はやて嵐だな。

俺はこのまま退屈な授業を受けて放課後の部活見学を待った。

『はぁ、やっと授業終わった、長いぞ、休み時間が昼休みだけっておかしいだろ、まじでおかしい、体力的にもくるし、それに飽きるぞ』
俺は元々勉強はしなかった、何故って?
それは・・・めんどくさいからに決まってるだろーが!他に何かあるか?
まぁ一人だけ無駄に勉強好きがいるけどな。毎日5時間だって?!そんな時間があったら俺は、ゲームだよ。
はぁ、それにしても部活ってのは凄いな、女子ばっかでなんかイライラする。
『ねぇねぇ一年生。君どこのパート行く?』
おっ、先輩かぁ意外と優しいな。
『えっと、パーカッションの見学したいんですけど、いいですか?』
『珍しいなぁパーカッションに見学かぁ、待っててね、ちょっと聞いてくるから』
パーカッションの見学って珍しいんだぁ
まぁいいけど

『ねぇねぇ大丈夫だって!来なよ』
『はい、わかりました』

『連れて来たよ!りゅうー。この子よろしく』

おぉ、憧れのパーカッションだ
ドラムもあるじゃん、カッコいいな

『あ、俺桜木龍な!よろしく、パートリーダーしてるから』
『あっ、はい!お願いします!俺は神埼輸宇斗って言います!パーカッション希望で見学来ました!』
やべぇな、この人カッコいい、ドラムうまいし、優しそう
『おう、よろしくな、あー、まず鍵盤からな、麻友ー、よろしく』
『めんどくさいんだけどー、まぁいいけどさ、おいで輸宇斗くん』
『あっはい!!』

こん時だなぁ麻友に恋したの。

初めの印象は怖くて暗い。

だけど優しい

俺はここに惹かれたんだ