「相川ー。プリントって重いよなー。」
「何枚もありますからね」
「なんだよー。今日はつめたいな
先生さみしーぞー。」
本当は、さみしくなんかないくせに
「ねぇ、せんせい。なんであたしを手伝わせたの?いっぱいいたのに。」
気になったことを聞いてみる
「んー?なんでだろうな。なんとなくだよ。暇そうに見えたし。」
「そっか。」
やっぱ、そうだよね。
そりゃ、そうなんだよ。
分かってるけど悲しい。
ちょっと、先生のとくべつなのかなって
期待しちゃった。
ばかみたいだよ。
「なんでそんなこと聞くんだよ。
お前ももしかして
俺の事好きなのか?(笑)」
この、笑顔。
意地悪な笑顔。
私が先生に初めてあった時の
...あの顔だ。