謝りたい。もう一度話がしたいよ。
私は休み時間に萌愛の席に言って頭を下げた。
『ごめんなさい。許してくれなくてもいい。でも私はずっと大好きだからね。』
「わかってないっ!」
萌愛が怒鳴った。初めて聞く声にびっくりする。
「分かってない…。分かってないんだよ。莎羅は。私の気持ちを…私がなんで怒っているのかを…。」
-ポタっ。
机の上に萌愛の涙が落ちる。
『え?』
「私はね、確かに森くんに告白された莎羅をいいなーって思った。嫉妬した。でも森本くんの本当の気持ちでしょ?私はだったらそんな事で怒ったりなんかしない。」
違うの?そう聞きたかった。
でも聞くことはできなかった。
「私は大スキで大切な親友にごまかされたことがすごくフラれるよりショックで、悲しくて、なんで?って思ったんだよ?」