チャイムが鳴り終わり授業の終わりを告げた。
1人で教室に戻ったらいきなり萌愛が駆け寄って来た。
「もうっ!心配したんだからね!2人で何してたの?」
言えるはずがない。だって萌愛は樺依の事が好きなんだから。
『ただ相談してた。』
『そっか。」
樺依が近づいてきた。そして
「さっきの告白の返事、いつでもいいから。」
言ってしまった。反射的にも会いを見る。
真っ赤な涙目になった顔で軽く睨んでいる。
「うそでしょ…?ねえ、さっき相談って言ったじゃんっ!」
走って萌愛はどこかに行ってしまった。