スラスラと数字を並べる藤城くんに思わず見とれていた私に藤城くんは



「人がせっかく教えてあげてるのになにその態度」


と少しイラッとしている様子


ギクッと背筋が凍る思いがしてすぐに


「ご、ごめんなさい」


と私はすぐ勉強し始めるが


藤城くんのことが気になって集中できない


すると藤城くんがこんな提案をしてきた

「なあ、もしお前がすべてのテストで平均点以上とれたらご褒美あげてもいいよ」


「ええーやったー


私頑張る」

と私は今まで以上のやる気を見せた


藤城くんが何かを企んでいるかなんて知る由もなく‥