そうだ、といって後ろの席にすわっている藤城くんに声をかける奏多くん


「永遠、愛夏に勉強教えてあげてよ

お前、学年トップだろ」


「別にいいけど」

と、相変わらずのポーカーフェイスで答えた


「だってよ、愛夏


勉強頑張れよ」

とものすごい笑顔の奏多くんと理衣を不思議に思いながらも


私は藤城くんに、よろしくお願いします


と頭を下げてそう言った