次の日からは


藤城くんと私は普通に話せる仲にどんどん近づいていった


過去のことを話してくれてから


私は藤城くんの心にも近づけたように思える



私は藤城くんに抱きしめられた感触が忘れられない


だから、彼の顔をまじまじと見れなかった


その様子を不思議に思った理衣が


「ねえねえ、愛夏


昨日なんかあったの〜?」

と私に自分の肘をちょんちょんとあててくる