気を利かせてくれた二人に感謝しながらも


紗凪の手紙を読みはじめた


『永遠へ


この手紙が私から永遠への最初で最期の手紙になると思います


だから、私の思いをしっかり伝えます


まずはごめんなさい


目の前で飛び降りるなんて永遠からすると本当に迷惑な話だよね


でもね、最期は永遠に見て欲しかったんだ


私のわがままだと思ってくれたらありがたいです


あと、紬と葵二人は本当にいい人だからなんかあったら助け合いするんだよ


なんだかんだ言って二人は永遠のこと気にしてくれるだろうし


最後に、
永遠、ありがとう

大好きだよ

愛してる

幸せになってね


紗凪より』