「相変わらず耳は弱いのな」


「…うっさい。」




あぁ…、きっと今のアタシの顔


恥ずかしさとドキドキで真っ赤だ…。




何でドキドキしてんのかはわかんないけど…。




「…その顔、反則…」ボソッ


「え?」


「…何でもねぇよ」




アタシの頭をくしゃっとして、リビングに戻るアイツ。



意味わかんない。




そうこうしている内に、いつの間にかお湯が沸いてて


リビングにいるアイツに声をかけに行く。



まぁ…一様、ね。




アタシはソファーでくつろいでテレビを見ている


ソイツに声をかける。



っていうか…絶対人ん家ってこと忘れてるわ…。




「お風呂…どっちが先に入んの?」




少し考える素振りをする目の前の男。


そんなに悩む必要あんのかな……。




「一緒に入るか?」


「…っ……!?」