「いいの、明日出発しよ。学校休みだし、朝から夜まで大丈夫!ぜーったいに、お墓見つけよう♪」


「ありがとう、小雨。やっぱり、小雨は前の主人によく似てる」


ライウは犬に戻ると、ソファーの上で丸くなった。


しばらくしたら、スースーと寝息が聞こえてきた。


「あたしも寝よう……おやすみライウ」


小さくつぶやいて、あたしは眠りについた。