優也は登校の道でこだわりがあった。





排水溝のコンクリートの蓋を「線路!」
といい、そこを渡すのが優也の楽しみだった。







私は優也と約束をした。





手をつなぐこと、一人で走らない。





コンクリートの上を歩くのは悪いことじゃないから、私はただ手をつないで一緒に歩く。






学校で優也と離れた。





私は2階の高学年の教室へ。






でも、ここからほんとに大変だった。