私の癖…それは空を見上げながら歩くコト。
過去にもそれで何度も人にぶつかってしまった。
直さないと、と思ってはいるんだけど…。
「空のなにがそんなにいいんだか…」
「ん?空ゎ…」
そこまで言いかけたとこで先生が教室に入ってきたから話は中断された。
私の席は窓際にあるため授業中もぼぉっと空を眺める。
「空のなにがいいのか、か…」
「それにしても、かっこよかったな…」
先生の声もろくに耳に入らないまま、私は澄みわたる空をずっと見ていた。
それが彼との出逢いだった。
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