「あれ…?」



ある朝、いつものように下駄箱で靴を履き替えようと蓋を開けたら1枚の紙切れが入っていた。



なんだろ?と思い紙切れを手に取る。



紙切れをぴらっ、と裏返してそこに書いてある文字を見て目を見開いた。




「なに、これ…」




そこには【調子にのるな】と書いてあった。




その紙切れをしばらくぼぉっと眺めていたら後ろから「おはよ〜」と声をかけられ慌ててくしゃっと握りつぶして鞄に詰め込んだ。



「どしたの?」


「うぅん、なんでもない」



無理やり笑顔を作って教室に向かった。