「美海、後ろの席じゃん♪」

「う、うん…」


彼は指定された席に向かってゆっくり歩いてくる。

そして私の席を通りすぎようとした時、ふと私に目をやって


「あれ?君は…」

「き、昨日はどぉも…」

「一緒のクラスだったんだ」

「はい…」

「よろしく」

「よ、よろしくデス」


彼はそぉ言って自分の席に着いた。