「なんだ、どうした斎藤」

「あ、いえ、その…!」


私の声にみんなの視線が集まる。


「な、何でもないです…」


恥ずかしくて顔を赤くして俯いた。


「ちょっと、美海。どしたの?おっきい声出して…」

「朔…実は、あの人昨日ゆってたイケメン…」

「あの人が?」


朔はまじまじと転校生を見つめた。


「確かにイケメンね。こんな偶然マンガみたいだね〜」

「でしょ?まさか転校生だったなんて…」


そんなコトをひそひそ話していたら…