、、、、
えーっ、
だ、誰か何か言ってよー・・

私がとりあえず頭をあげると
清水先輩の顔が目の前にあった。

「マネージャー、希望!?」

清水先輩はその綺麗な顔を輝か
せて私の返事を待っている。
えっ、と。

「は、はい、。」

私がそう答えると清水先輩は
顔をさっきよりもさらに輝かせて
気がつくと私は清水先輩の
腕の中にいた。

え、ええええええええええええ
な、なに、、??

私は完全に固まってしまった。
すると周りの先輩たちが

「か、可愛い女子マネが増えた!」
「てかめっさ美人じゃね??」
と騒ぎ始めていた。

び、美人って、
先輩たちどこに目をつけてんですか!?

すると1人の先輩が
私に近づいてきた。

「清水先輩。そろそろ離してやれよ」

清水先輩は
あ、そうだねと私から離れた。
その先輩はくるりと振り返り
私を見ると私の手を握ってきた。
えぇっ。
こ、今度はなにー!?

「結衣ちゃん!
俺は華原レンだよ!
結衣ちゃんってめっさ美人だよ
ね!それに陸上初心者だって言っ
てたけど、俺が教えてあげる!」

華原レン、先輩は
ニコニコ笑って言ってきた。
かぁぁぁぁぁっと
顔が赤くなるのが分かる。
は、恥ずかしい、。
ただでさえ男の子が苦手なのに
なんで陸上部ってこんなにイケメンが
多いの、!?
華原レン先輩もいわゆるモデル顔
してるし。
こ、こんな、近くで見つめられたら
、、、

その時、突然後ろから
肩を掴まれた。
私がふっと後ろを振り返ると
私の肩をつかんでいたのは瞬だった。