「な、なに?」

「んー?
あのさぁ、お前って自分が動く
部活じゃなきゃ駄目?」

「いや、そんなことはないと思う」

そーなんだ、と瞬はつぶやくと
私の手をつかんで
飛び切りの笑顔で言った。

「じゃあさ!結衣、陸上部の
マネージャーにならねぇ?」

陸上部の、マネージャー、、、?

ーーこの瞬の一言が私の人生を
変えたと言ってもいい

「陸上部の、マネージャー、?
でも私、陸上知らないし、、」

「大丈夫だって!やってれば
すっげぇ楽しくなるからさ!
それに俺が教えるよ!」

「ほ、本当?」

「ああ!もちろん!」

「マネージャー、か。
私、やってみたいかも。
私、頑張ってみる、」

「おう!一緒に3年間頑張ろうな」

「うん!」

マネージャー、か。
始めてやるけどワクワクが止まらない
だけど・・・
どうして私はあんなに悩んでいた
のに瞬の一言ですぐに決められたんだろう。
それに、特にさっきは気にならなかったけど陸上、って言葉?になんか
心が必要以上に反応する、、
なんでだろう、、